水彩画 construction SM 8 22.7✕15.8cmこれは construction の巨大な作品と同じものの単なる縮尺では全くありません。このサイズで書くことによって大きな作品ではなかなかできない、左右不均等のこころみ、傾いたバランスのものとか大きなムーブメントを持っているもの、あるいい画面ではあっても図柄を思い切り大きくしたもの、などの大胆な実験を次々と試みることができます。これはビルの前庭の巨大なモニュメントを作る立体の作家がよくやることで、実際のモニュメントの1/15ぐらいの縮尺を様々にそれこそ20ー50ぐらいマケットを創り、最後に、たったひとつの決定的なものを実物として作って行くという手法です。最近の一連の試みでは、精神的なより力強い表現を求めている印象があります。こういう何十年も保つ価値があり、しかもむしろ年月と共に、値打ちの増してくる作品というものの真価に、是非気付いて頂きたいと思います。参考:若松愛子 美術年鑑最新18年版、346頁ー水彩部門で50位ぐらい(現役活動中のみ) 標準価額号あたり75000円。★第23回公募・風展 大賞受賞記念「若松愛子 個展」( 2019年5月14日~19日、画廊主催、決定です。滋賀県草津市大路1-7-1タワー111 ギャラリー風の門)額装 真筆証明あり